一般歯科 (虫歯の治療)

Treatment of tooth decay 1

【なぜ早期治療が重要なのか】
虫歯とは、歯の外側の硬い部分が虫歯菌によって溶かされてしまう感染症です。最初はとても小さな穴や傷から始まりますが、そのまま放置することで歯の内部にまで進行し、最終的には歯の中心部や根っこの部分や神経に達してしまい、激しい痛みや感染を引き起こします。このような深刻な状態になる前に治療を行うことで、より大きな健康問題への発展を防ぎ、長い期間、歯の治療をしなければいけない時間や手間を抑えることができます。平成23年8月10日には、「歯科口腔保健の推進に関する法律」という法律が施行され、日本人が生涯にわたって日常生活において歯科疾患の予防に向けた取組を行うとともに、歯科疾患を早期に発見し、早期に治療を受けられるようにすることが、我々歯科医師に課された使命となっています。

【当院の歯科治療の特徴】
そのため当院では、虫歯の治療と予防にチカラを入れており、できる限り最小限しか削らない治療やできる限り歯を抜かずに残す治療を行うことにこだわっています。また予防に関しても、隙間なくピッタリと精密に丁寧に治療を行って虫歯を繰り返さないようにしたうえで、歯科衛生士がお口の中の環境を清潔に保つお手伝いをさせて頂いております。

Treatment of tooth decay 1

【虫歯治療の流れ】
診断:レントゲン撮影や視覚的検査により、虫歯の存在と進行度を確認します。
麻酔:治療部位を無痛にするために、局所麻酔を施します。
虫歯の除去:特殊な器具を用いて、虫歯に侵された部分を慎重に除去します。
清潔化:虫歯の除去後、感染のリスクを最小限に抑えるため、治療部位を清潔にします。
修復:虫歯を除去した部分を、充填材で埋めます。材料は患者のニーズや虫歯の位置によって選ばれます。
仕上げ:充填後、噛み合わせの調整や磨きを行い、自然な形と機能を復元します。

虫歯治療は、患部の除去と修復が基本です。初期段階では、小さな穴を埋めるだけで済みますが、進行すると根管治療や抜歯が必要になることもあります。治療計画は、虫歯の進行度によって異なります。治療後は、定期的な検診と適切な口内衛生が重要です。毎日の歯磨きとフロス使用、定期的な歯科クリーニングで、再発を防ぐことができます。特に治療した部位は、再発のリスクが高いため、慎重なケアが必要です。充填材が定着し、長持ちするよう、以下の点に注意しましょう。

適切なブラッシング:1日2回、フッ素入り歯磨き粉を使用して丁寧にブラッシングします。
フロスの使用:毎日のフロス使用で、歯と歯の間や充填材の周辺を清潔に保ちます。
定期検診:半年に1度は歯科検診を受け、虫歯の再発やその他の口腔内問題を早期に発見しましょう。

虫歯治療は、口内環境を改善し、全身の健康を守るためにも非常に重要です。適切な治療と継続的なケアにより、虫歯のリスクを最小限に抑え、健康な歯を長期にわたって維持することが可能です。毎日のオーラルケアと定期的な歯科診察を心がけ、自分自身の口腔健康を守りましょう。